よくある質問にお答えしていきます。
Q、髪の毛や爪は何度も生え変わるのに、どうして歯は一生に一度しか生え変わらないの❓
髪の毛や爪は、皮膚と同じ「ケラチン」というタンパク質の一種でできていて、内側で細胞分裂を繰り返しながら、常に再生しています。しかし、人間の歯は、何度も再生することができません。歯は一生使うため、歯根と歯槽骨の間にある「歯根膜」が歯を衝撃から守り、長持ちするように作られています。
一方、サメの歯は顎の内側にたくさん準備され、ベルトコンベアのように内側から前方にへ移動して、歯全体の交換が行われ、何度でも生え変わります。
Q、永久歯って、抜けない限り一生使えるほど強いの❓
歯はきちんとお手入れをしていれば、一生使うことができます。
歯の表面をおおう、エナメル質は、人間の体の中でもっとも硬い組織ですが、虫歯菌が糖分を食べて出す酸に弱いため、ケアを怠ると溶けて虫歯になってしまいます。
永久歯は一生使う大切なものなので、毎日に歯磨きをはじめとしたオーラルケアが必要です。
Q、私の犬歯、他の人と比べて尖りすぎている気がしますが❓
犬の歯のように尖っているのが名の由来で、別名「糸切り歯」とも呼ばれています。
他の歯よりも少し外側に生え、下の歯とかみ合わないため、すり減らずに先が尖ったままなのです。噛み合わせが悪い場合は、削ることもあります。
犬歯の位置や尖り方は、見た目の印象を左右するので、気になるようであれば歯科医院にて相談を。
Q、子供の乳歯、全部で何本生えるの❓
乳歯は全部で20本。乳中切歯から乳犬歯までが前歯、残り2本が奥歯の形になっている5種類の歯で構成されています。
一般的に生後8ヶ月頃に、下の乳中切歯から生えてくることが多く、そのあと上の乳中切歯、そして前から奥へと順に2〜3年かけて生え揃います。
ただ、これはあくまでも目安。
赤ちゃんによっては生え変わる順番が違ったり、他の子と比べて遅くなることもあります。乳歯が生えることで、物をかむことができるようになり、顔の形が整い始めます。また、乳歯の歯並びは、次に生えてくる永久歯に影響するので、十分気を配りましょう。
乳歯は永久歯よりも小さくて弱いです。
乳歯と永久歯の構造は基本的に同じですが、乳歯は永久歯より小さい分、エナメル質と象牙質が薄くなっています。そのため、虫歯になるとあっという間に歯髄(神経)まで届いてしまうから要注意。乳歯が生えてきたら、自宅でのケアはもちろん、歯科医院で定期的に検診を受けるようにしましょう。
母親の胎内にいるときから歯の芽はできています。
乳歯の芽は「歯胚」と呼ばれ、妊娠6〜8週頃にでき始めます。妊娠4〜5ヶ月頃には永久歯の歯胚の一部も作られ始めます。歯胚は生後の歯の大きさや形、歯並びまで決める大切な細胞。母親の栄養状態と密接な関係にあるので、バランスの良い食事を心がけましょう。
Q、1歳の誕生日が過ぎたのに乳歯が生えてこない。大丈夫❓
早ければ6ヶ月頃から生え始める乳歯ですが、その時期じゃ個人差があります。1歳を過ぎても生えてこないのは、珍しいことではありません。ただ、しばらく様子を見ても生えてこなければ、「萌出遅延」の可能性が。これは歯が生えるのが遅いというだけで、病気ではありませんが、一度歯科医院で見てもらうことをおすすめします。
Q、乳歯から永久歯への生え替りが同学年の子に比べたら遅くて心配
永久歯へ生え替わり始めるのは一般的に6歳前後からと言われていますが、これも乳歯と同様、個人差が大きいもの。また、生え始めから6〜7年の年月をかけて歯が生え替わりますが、この期間は虫歯になりやすいので、定期的に歯科医院にてチェックしてもらいましょう。
生え替わりの順序
あごの中(乳歯の下)で永久歯のもとになる歯胚ができ、時間をかけて成長していきます。永久歯の根が作られ始めると、乳歯の根を溶かす細胞が現れ、少しずつとかしていきます。乳歯の根が溶けてなくなると、グラグラして抜け落ち、永久歯に生え変わる。生えてきたばかりの永久歯の根は短く、数年かけて伸びていきます。
ぜひ津島市にあります、つしまファミリー歯科へ☆