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Column

お口の健康コラム

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歯ブラシの物理的特性を知ろう

みなさんこんにちは☆

津島市柳原町 名鉄津島線津島駅より徒歩7分

名鉄バス停東柳原町目の前

歯科医院専用駐車場15台で家族で愛西市からも通いやすい予防歯科を大切にする歯医者さんつしまファミリー歯科、歯科医師の安藤です!

歯ブラシについてお話しさせていただいます。

☆はじめに

plaque(歯垢)はバイオフィルム(菌の塊)であり、歯面にしっかりと付着し、さらに抗菌成分などが浸透しにくい構造になっています。

そのため、口腔疾患の予防には、ブラッシングでプラークを物理的に除去することが不可欠です。そこで、歯ブラシの種類による物理的特性についてお話しします。

これらの特性を理解した上で、個々に合わせた歯ブラシの選択をすることが大切です。

☆適切なブラッシング力(歯磨きする時の力)

歯垢(プラーク)清掃効率には、ブラッシング力が重要であり、ブラッシング力が低いとプラーク除去効率が低下するだけでなく、歯ブラシの毛先が噛む面の溝や歯と歯の間、歯茎のきわなどに届きにくくなってしまいます。

そのため、十分な清掃効果を得るためには、ある程度の力が必要になってきます。

一方で、ブラッシング力が過剰だと、清掃効率が低下するだけでなく、口腔組織に対する外傷のリスクが高まります。

一般的に磨く力と清掃効果の関連を示した研究があり、そこでは、一般に適切なブラッシング圧は(歯磨きの圧力)200g〜300g程度と見積もられています。

歯磨き力が300gを越えると、歯垢清掃効率はあまり変化しないそうです。

☆歯ブラシの大きさ

歯磨き時の力は、歯ブラシにかける力を意味しますが、歯磨きによるプラーク除去効率や口腔組織への外傷性などを考える際には、歯磨き時の力そのものではなく、歯ブラシの毛先が単位面積当たりにかかる力が重要になります。たとえ歯磨き圧が同じでも、使用している歯ブラシが小さいと、ブラッシング圧は高くなります。

そのため、一般的な歯ブラシを用いた場合の至適ブラッシング圧が200〜300g程度であっても、小さな歯ブラシやタフトブラシと呼ばれる先が一点に集中し細くなっている歯ブラシを用いた場合には狭い範囲に力が集中するので、この値より小さなブラッシング力で磨く必要があります。また、200〜300gという値は歯ブラシのヘッドの全体を使用して磨いた際の力であり、歯ブラシの毛先の一部を使用して磨いた場合にも、至適ブラッシングは小さくなります。

すなわち、歯ブラシの「つま先」や「わき」など、植毛部の一部のみを使用して行うブラッシング法を行う際には、弱い力でブラッシングをしないと口腔組織への外傷性が生じやすくなります。逆に意識しすぎて弱い力で歯ブラシ全体を当てるようになってしまうとかえって清掃効率が落ちる結果にもなりかねません。

そのためブラッシング圧とブラッシング力の関係を十分に理解した上で道具を使っていくことが大事です。

☆歯ブラシの毛の太さ

虫歯や歯周病の予防には、噛む面の溝、歯と歯の間、歯と歯茎の溝などの細部の歯垢をしっかりと取り除くことが重要です。そのために歯ブラシには

「細部到達性」と「歯垢除去効率」の2つの性能が求められます。

この2つの性能は一般的にシーソーの関係にあり、細部到達性が高くなると、歯垢除去率が低下します。

例えば、毛の太さは毛先の細部への到達性や歯垢除去効率に影響します。毛が細くなると、細部への到達性は向上しますが、歯垢除去率は低下します。

また、毛の密度によっても「細部到達性」と「歯垢除去効率」はシーソーの関係を示します。密毛の歯ブラシは毛が少ない歯ブラシに比べて、清掃効率は高くなりますが、細部到達性は低下します。

毛の材質が一定の場合、毛の軟らかさは毛の太さに依存するので、毛の太さによって歯ブラシの硬さが変わります。細くて軟らかい毛の歯ブラシを用いて高いブラッシング圧で清掃を行うと、毛先がねてしまい歯垢除去率が低下します。そのため、歯ブラシの硬さによって至適ブラッシング圧が異なります。太く硬い歯ブラシで弱いブラッシング圧で清掃した場合でも、毛先の歯面への追従性が低下し、歯垢除去効率が低下します。

☆歯ブラシの硬さの選択

歯ブラシにもっとも一般的に用いられているナイロン毛は約0.2㎜の太さで、この太さがおおむね「普通」の硬さになります。これよりも細くなると軟らかく、太くなると硬く感じます。細い毛の歯ブラシは弱いブラッシング圧で細部までの毛先の到達性が期待できるので、歯磨きの技術の習得が難しく、歯磨き時に歯ブラシを歯面に合わせて、角度づけすることが苦手な方などに推奨されます。

ただし、細い毛の歯ブラシは太い毛の歯ブラシに比べて清掃効率が低いのでブラッシング時間の短い方にはオススメできません。

そのような歯ブラシを使用する際には、5分程度以上のじっくりと時間をかけたブラッシングが必要になります。

一方、太い毛の歯ブラシは歯垢除去率が高い反面、応力の集中が起きやすいので細部に届きにくくなるだけでなく、ブラッシング圧が高すぎると、歯肉などへの外傷性が起きやすくなります。ブラッシング圧が強く、口腔組織に外傷性が認められている場合には、毛が細くて毛の数が多い密毛のものやや大きめの歯ブラシに替えることなどで、歯面や歯肉の加わる歯磨き圧を下げることができます。

つしまファミリー歯科では分かりやすく商品棚に、歯ブラシが並んでいますので是非チェックしていただいて、もしわからないことなどございましたら気軽にお聞きくださいね☆

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