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Column

お口の健康コラム

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歯は食後すぐに磨かない方がいい❓

みなさんこんにちは☆
津島市柳原町 名鉄津島線津島駅より徒歩7分
名鉄バス停東柳原町目の前
歯科医院専用駐車場15台で家族で愛西市からも通いやすい予防歯科を大切にする歯医者さん
つしまファミリー歯科、歯科医師の安藤です♪♪
最近よくテレビや患者様からこのようなお話をよく聞きます。
「歯は食後すぐに磨かない方が良いのでしょうか❓」
というお話です。
これはどういったことか。
普段お口の中というのは基本的には中性です。
しかし、食後お口の中は食べ物によって中性から酸性に傾きます。
酸性の状態というのは虫歯菌が活発になりやすく、歯の表面のエナメル質も脱灰しやすく、弱っている状態になります。
お口の中が酸性に傾いたとしても、時間が経過すると唾液の力で中和され、溶けたエナメル質も回復します。
回復するまでおおよそ30分ほど時間がかかるというわけです。
食後にすぐ磨いてしまうと、
・お口の中が酸性状態ですので歯の表面が弱っている状態。
・酸性の状態でゴシゴシ歯を磨いてしまうと歯の表面に傷がついて削れてしまうのでよくない。
・唾液にも菌を抑制する力があり、酸性から中性に向っている状態の唾液も洗い流してしまうのでよくない。
これらを理由に、すぐに磨くのではなく、だいたい食後30分ぐらい待ってお口の中が酸性から中性になって歯が本来の硬さになってから磨きましょうという考え方です。
実際、考え方としては間違っていないと感じます。
しかし、過去にはこういった事実もあります。
昔日本はかなりのムシ歯大国でした。これらをなんとかしようと厚労省が1952年に発行した歯科衛生広報ノートで333運動を記載され、のち1963年東京オリンピック開催の前年のに全国的に広められ多くの人が知ることになりました。

333運動とは《毎食後3分以内に3分間、1日3回歯を磨きましょう》というスローガンです。

実際この運動が広まってから日本のムシ歯本数は激減していったという事実がです。

これらをもとに、つしまファミリー歯科では歯ブラシ圧を過度な力で行わず、適度な150g〜200g程度でブラッシングを行わなければすぐに磨いても良いのではないかというお話をさせていただいております。

30分以降に磨こうと考えていて寝てしまったり時間が経過しすぎてしまっては逆効果です。

ではどのような考え方が正解か❓

歯を磨くタイミングを重視するのではなく、《いかに毎日の歯磨きで細菌を除去するか》といったことが注目すべきだということです。

一番大事にしないといけないのは歯を失うお口の中んに2大疾患である、ムシ歯や歯周病(歯槽膿漏)は細菌による感染症だということです。

なんとなく1日3回磨くより、特に唾液分泌が減る寝る前に徹底的に汚れ(細菌)を落とすかが大事だと考えます。

そのためには歯ブラシ以外の補助器具がとても大事です。

歯ブラシで頑張っても落とせる歯垢(プラーク)は60パーセント。かなり限界があります。それが歯と歯茎の狭い隙間まで届くデンタルフロスを使うと86パーセントまで上昇します。海外ではかなり浸透していますが日本ではまだまだ浸透していないのが現状です。

また、フッ素入りの歯磨き粉を普段から使用することにより、歯を強くして虫歯菌から守ることにもつながります。お子さんでは歯科医院に通い、定期的にフッ素を塗布することをおすすめします。

ご自身では取りきれない歯石や届きにくいところにあるプラークが原因で歯の骨を溶かしてしまう歯周病を発症してしまいます。

まずはご自身のお口の状態をしっかり把握して予防していくため歯科医院に行き検査をしてもらいましょう。

ぜひ津島市の優しい歯医者、つしまファミリー歯科へ

tel  0567−26−4335

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