みなさん、こんにちは☆
津島市の歯科医院、つしまファミリー歯科 歯科医師の安藤です。
今回は、カルシウムと歯の関係についてお話しします。
丈夫な歯を作るためには、カルシウムを摂取することが大切です。
たとえば妊娠中の女性は、お腹の子にカルシウムを取られるために虫歯になりやすい、などと言われるくらいです。
カルシウムは歯にとって必要なもの。
だから、日頃からカルシウムをせっせと摂れば、虫歯にならない強い歯を保つことができると考えられがちですが、実はこれは正確ではありません。
虫歯はあくまで虫歯菌の働きによって生じるもので、カルシウムの多さに左右されるものではありません。
そもそもカルシウムというのは、体内で制御される成分の一つで、何らかの理由で消費量が増えると、それを補うようにして腸管からの吸収量も増加します。
カルシウムに関しては、人間は 骨 という巨大な貯蔵庫を備えているため、安定性を保つようにできているのです。
ではなぜ、妊娠中は虫歯になりやすいといわれるのか。
妊婦の血液中のカルシウム量に変化はありません。
つわりにともなう嘔吐により、胃液によって口腔内が酸性に偏ることがあること。
あるいは、妊産婦は唾液量が減少する傾向があります。
口腔内のメンテナンスが行き届かなくなること。
つまり、お腹の子供にカルシウムを取られてというのはよほどないと思います。
実勢にはカルシウム不足よりも唾液不足の方が、よほど虫歯の原因になりやすいのです。
また、虫歯がうつるものなのかどうかのお話しをさせていただきます。
世の中には虫歯が1つもないという人がいます。
そのような人は、歯磨きを徹底しているのだろうと思いきや、本人に聞くと
「そうでもないですよ。歯磨きを忘れて寝ちゃうことも結構ありますし」
などと言われることもあります。
ではこの差は一体どこからくるものなのでしょうか。
虫歯菌は、もともと口のなかに自然発生しているものではなく、他所からうつされるものであると聞いたことはありませんか?
例えば、人が生まれて乳歯が揃うまでの生後6ヶ月から3歳くらいまでに経口感染によって外部から侵入するものというのが定説です。
そのため、お母さんが赤ちゃんに口移しで食事をあたえるような行為は、歯の健康を考えればあまりすすめられることではありません。
もっとも、虫歯菌にかかったからといって、即座に虫歯になるわけではなく、人は常に歯を修復するミネラルや殺菌作用を持つ免疫物質が含まれる唾液によって、口腔内のリペアに余念がない生き物です。
実際、唾液の多い人は虫歯になりにくい傾向があるというので、人によって虫歯が多かったり少なかったりするのは、このあたりに一因があるのかもしれません。
しかし、つしまファミリー歯科では、感染を気にしすぎて家族間でのコミュニエーションが少なくなってしまうのは、あまり良いとは感じていません。
それよりも大事なことは、家族皆がしっかり細菌を減らすために定期検診をしっかりうけたりするなどの、予防をすることにより、感染するリスクを下げるということです。
つしまファミリー歯科では、家族皆で通いやすいように医院設計をしております。
是非、家族で虫歯予防、歯周病予防をしていきましょう🌟
皆様のご来院をスタッフ一同、お待ちしております✨
津島市のやさしい歯医者(歯科、歯科医院)
つしまファミリー歯科へ
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