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Column

お口の健康コラム

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咀嚼と栄養、歯周病と認知症

みなさん、こんにちは


名鉄津島線津島駅より徒歩7分名鉄バス停東柳原町目の前 歯科医院専用駐車場15台で家族で通いやすい予防歯科を大切にする津島市の歯科医院(歯科・歯医者)


つしまファミリー歯科、歯科衛生士の今田です✨✨


外に出るとほのかな金木犀の香りがして心地の良い季節になりましたね😊秋は美味しい物がたくさんあるので大好きな季節です🍁


つしまファミリー歯科では今年もハロウィンイベントを開催しますのでお楽しみに🎃


今日は咀嚼(そしゃく)と栄養についてお話しますね。


ウィルス感染対策としてお口の中を清潔に健康な保つことはご存知の方も多いと思います。さらにもう一つ大切なのが、『咀嚼と栄養』です。


実は咀嚼機能は、免疫力を落とさないために、とても大事なことです。


咀嚼とは、食べ物を細かく砕き、すり潰し、唾液と混ぜ合わせて飲みこみやすくまとめる作業をいいます。


皆さんの中にも、虫歯がひどくあまりしっかりと食べられない方や残存歯が少なくなってしっかりと噛めない方、入れ歯が合わないから使わないままでいる方など咀嚼機能が低下されてる方は要注意です。


咀嚼機能が低い状態が長期間続くと、柔らかい食事が常態化しやすく、それらの多くは糖質に偏った食材です。それらはブドウ糖の摂取量を上げるので糖尿病悪化のリスクを高めることにもつながってしまいます。


また、咀嚼力を要求される肉類の摂取が減ってしまいます。そのことで、たんぱく質低栄養が進行し、血中アルブミン値が低下してしまいます。こうした状態は著しく免疫力の低下を招くことになるのです。


低栄養化によって免疫力が落ちれば、ウィルス感染症の重症化につながる恐れもあります。


虫歯の方や入れ歯の調子が悪い方は、決してそのまま放置せずに受診することをお勧めします。


また、ご家庭ではいつもよりたんぱく質やビタミンを含む食材を摂取するように心がけましょう。


お口の健康が全身の健康にも繋がります。栄養摂取の妨げにならないように咀嚼機能を低下させないように対処しましょう!


院長の安藤です。

続きまして、咀嚼で顎骨に刺激を与えることでしっかり脳にも繋がり認知症抑制作用もあるのですが、新たにすごいことが発表されました。

先日、九州大などの研究チームが「歯周病菌が体内に侵入し、認知症の原因物質が脳に蓄積して記憶障害が起きる仕組みを」解明しました。

これは認知症対策につながる発見です。

認知症の7割はアルツハイマー病。アミロベータなどの異常な淡白質が長年、少しずつ脳に蓄積し症状の進行や発症につながるとされています。

歯周病の原因菌やその毒素が血管を通じて体内に侵入することでアミロベータ(Aβ)が体内で生成され、脳にまで蓄積することは解明されてきましたが、蓄積の仕組みまでは今までわかっていませんでした。

九州大や北京理工大などの研究チームは3週間マウスの内部に直接、歯周病菌を投与して感染させ、正常なマウスと比較しました。

その結果、歯周病菌に感染したマウスの脳の血管には、アミロベータを脳に運ぶ受容体と呼ばれるタンパク質の数が2倍に増えていました。脳の細胞へのアミロベータの蓄積はなんと10倍にも。この歯周病菌を投与したマウスと投与していないマウスの記憶実験では、明らかな差が認められました。

アミロベータを運ぶ受容体の働きを阻害する薬剤を使えば感染した細胞内を通るアミロベータの量を4割減らすことも確認できたとのことです。

これらの研究で、歯周病菌が原因で異常なタンパク質を脳に蓄積させてしまい、認知症を起こすことが解明されました。

逆に言えば、歯周病の治療を行うことで認知症の予防や発症、進行を遅らせることが可能になったということです。

津島市にあります、つしまファミリー歯科では、歯周病の治療、その後の予防歯科に力を入れています。

歯周病は痛みなくどんどん進行してしまう病気です。

ぜひ一度検診、歯周病の検査に来院してくださいね★

愛知県津島市の歯医者 つしまファミリー歯科

0567−26−4335

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