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歯周病の進行について

みなさんこんにちは☘️名鉄津島線津島駅より徒歩7分名鉄バス停東柳原町目の前 歯科医院専用駐車場15台で家族で通いやすい予防歯科を大切にする津島市の歯医者さん つしまファミリー歯科、歯科衛生士の石黒です⭐️

最近TVやCMでも歯周病について取り上げられることが多くなり、日常でもこの言葉をよく聞くと思います。定期健診でも、「歯茎の検査しますね」という言葉に聞き覚えはないですか?それは歯周病の検査をしているのです!では、歯周病というのは具体的にどのような病気なのかご存知ですか?

歯周病とは、歯垢(プラーク)の中にいる細菌が原因で、歯茎に炎症が起きたり、歯槽骨(歯を支えている骨)を溶かしていきます。歯垢や歯石が停滞する位置や量、歯茎の深さによって歯肉炎と歯周炎というように名前が変わります。

健康な歯茎の深さは0.5〜2mmなのですが、歯肉炎になると2〜3mmになります。この状態になると、歯茎がプクッと腫れて歯磨きをすると出血したりします。歯垢や歯石は、歯ブラシでも届くような位置(歯と歯茎の境目)などに停滞しているため、細菌も歯茎の中には侵入しておらず、歯槽骨は溶けていません。しかし、通性嫌気性菌といって、空気がある所でも生きられる細菌が存在するため、歯肉炎が続くと歯周炎へと進行してしまいます

歯周炎は軽度で3〜5mm、中度で4〜7mm、重度で7mmの歯茎の深さになります。いずれも歯垢や歯石は、歯茎と歯の境目のもっと下にまで沈着していき、歯ブラシやフロス、歯間ブラシではお掃除できなくなります。偏性嫌気性菌といって、歯周炎特有の細菌の種類で、空気がある所では生きられません。なので空気のない歯茎の中へとどんどん潜っていってしまいます。そして骨を溶かしていきます。では、骨を溶かす原因も歯垢(プラーク)なのでしょうか?

答えは✖️です。細菌の保有する外膜の構成成分には病原因子であるLPS(リポ多糖)があります。マクロファージや好中球といわれる体を守る免疫が、LPSを食べて戦います。また、細菌が入ってきたことを伝える細胞は、抗体も産生していきます。正常な場合、IL-1(インターロイキン)などの炎症が起きていることを教えてくれる物質は、骨芽細胞という骨を作る細胞に働きかけ、破骨細胞という骨を溶かす細胞を分割していきます。しかし、歯周病が慢性化することによって、食べる細胞や抗体を産生する細胞は限界を迎えてしまいます。さらにIL-1も破骨細胞を分割する力が弱まり、破骨細胞がパワーアップして骨を溶かしていきます。

骨を溶かす原因はわかりましたか?答えは細菌ではなく破骨細胞と呼ばれる細胞なのです

少し難しいお話しをしましたが、歯周病というのは怖い病気だということを少しでも理解いただけたら嬉しいです✨なので、毎日の歯磨き、フロス、歯間ブラシと、定期健診で歯茎の検査やお掃除をすることは大切なのです。少しでも歯周病の原因菌を減らしていけるよう、一緒に頑張りましょう!

歯周病について気になることがあれば、お声がけください

予防歯科、虫歯治療、歯周病治療、小児(こども)歯科、ホワイトニング、インプラント、矯正治療なら

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