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歯の発生について

みなさん、こんにちは

名鉄津島線津島駅より徒歩7分名鉄バス停東柳原町目の前

歯科医院専用駐車場15台で家族で通いやすい予防歯科を大切にする津島市の歯科医院(歯科・歯医者)

つしまファミリー歯科、歯科衛生士の今田です✨✨

皆さんはご自分の歯がどのようにつくられるかご存知ですか?

先日、当院に定期検診に来院されたお子さまのお母さまがお子さまの歯のつくられる時期について質問があったので今日は歯の発生についてお話しますね✨

リスやマウスなど歯が一生伸び続けていく動物がいますが、私たち人間の歯は伸び続けることはありません。人間の歯は0歳から3歳までにえ乳歯が生えはじめ、その後6歳から12歳の間に永久歯へと1回だけ生え変わります。その後一生使うのが永久歯です。

では歯はいつ頃できるのでしょう?

歯は、お母さんのお腹にいるころにつくられ始めます。胎生期6週半、つまり妊娠1.5ヶ月目には赤ちゃんの体内で歯の元となる組織がつくられ始めます。

この頃から将来の上顎、下顎、舌になる部分が形成され始めます。妊娠3~4ヶ月ごろには、なんとなく歯のように見える形態(歯胚)になります。

歯胚が、乳歯の数と同じ20個形成され歯胚は細胞増殖を繰り返し象牙質の基質、次にそれを覆うエナメル質が形成され、歯の外形が完成されます。

神経などの部分は8週目頃からすでに発生していて、象牙質に囲まれる段階で歯髄と呼ばれる歯の神経になります。

また、永久歯の歯胚は生後4~5ヶ月頃にはすでに形成され始め、乳歯と同じような発生過程を経ます。

歯胚の時期に、なんらかの異常な状況が生じると、2つの歯が1つにひっついた「癒合歯」や正常な歯と比べるとサイズの小さな「矮小歯」などになってしまいます。

質の悪い歯は、どのようにしてできてしまうのでしょう?

歯胚の時期にエナメル質や象牙質がつくられるとお話しましたがこれらの細胞は母親から供給されるカルシウム(Ca)やリン(P)を使ってエナメル質や象牙質をつくります。もしこれらの細胞に異常が起きて機能不全に陥ると、正常な資質をつくることができなくなります。その結果「エナメル質形成不全症」や「象牙質形成不全症」になってしまいます。

また、この時期に母親がテトラサイクリンなどの抗菌薬を服用してしまうと、歯をつくる細胞がテトラサイクリンを歯の中に組み込んでしまい、色のついた変色歯となってしまいます。

しかし、裏を返せばこの時期に歯を形成するのに重要なカルシウムなどをきちんと摂取すれば、強い歯をつくることができます。

歯が萌出した後の歯の質は?

乳歯もそうですが、萌出したばかりの歯は石灰化度が低く、虫歯になりやすいという問題点があります。

したがって、フィッシャーシーラントや石灰化度を上げるために定期的なフッ化物塗布などが有効となります。

人間の歯は乳歯から永久歯へと1回しか生え変わりません。乳歯はいずれ抜けて永久歯に生え変わりますが永久歯へと変わるまでのとても大切な役割のある歯です。

歯が生え始めた頃からケアするようにしましょう。

定期的な検診やメンテナンス、フッ素塗布などで一生使う歯を大切にしましょうね!

予防歯科、虫歯治療、歯周病治療、小児(こども)歯科、ホワイトニング、インプラント、矯正治療なら

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