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つしまファミリー歯科、歯科衛生士の平野です。
今回は顎関節症についてお話したいと思います。
顎関節症は顎にあるクッションのような組織がズレたり変形したりすることで、口が開きにくくなる・開けた時に痛みが出る・開けた時に音が鳴る・といった症状が出ます。
2人に1人は経験すると言われるくらい多くの方に見られます。
男性より女性に多く、10代から20代にかけて増加しますが、30代以降は減少する傾向です。
冬になると顎を動かす筋肉が冷えて動きが鈍くなることで、調子が悪くなったと感じることがあります。歯を食いしばってしまう方は特に注意が必要です。
顎関節症の症状
①顎関節に音が出る
顎を動かしたり口を開こうとしたりすると、耳の穴の前にある顎関節から「カクカク」「ミシミシ」という音がします。
顎関節の骨と骨のクッション(関節円板)に変形があるため、口を開けるような動きをするとクッションがひっかかったりはずれたりした時に音がなります。
顎関節の骨と骨のクッション(関節円板)の変形が強くなると、クッションがひっかかったままはずれず大きく口を開けることができなくなってしまいます。
顎関節症の方は最大でも指がタテに2本程度(約3cm)しか開けることができません。
急に開けにくくなったり、徐々に開けにくくなる方などそれぞれです。
②顎が痛い
顎関節に痛みが出ることが多いです。
変形が強くなり、顎関節に痛みがあります。
また、顎関節だけでなく、周囲の筋肉にも痛みが出てきます。
③噛み合わせが悪くなる
顎関節の変形が進むとかみ合わせが変わってくることがあります。
噛み合わせが悪いと感じたら、顎関節症かもしれません。
歯ぎしりやくいしばりがある場合、マウスピースを装着することにより、顎関節の痛みが軽減されます。
同時に原因と思われる癖や生活習慣について患者様にご理解していただきくことも重要です。
顎関節症を短期間で治すことは難しいのですが、セルフケアを続けることで症状軽減の効果が出てきます。
気になることなどあれば、お気軽にスタッフにお声がけくださいね!
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