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つしまファミリー歯科、歯科衛生士の今田です。
8月も終わりに近づき段々と日の短さを感じるようになりましたね。まだまだ暑い日もありますので体調など崩さないようにしましょう。
今回は「八重歯」と「犬歯」についてお話します。
先日、検診に来た男の子に「この尖った歯はなんですか?」って質問されました。お口の中を指さしてもらうとそれは犬歯でした。その男の子の犬歯は歯並びが少しズレてて八重歯みたいになっていました。お友達に指摘されたからと質問したとのことでした。
「八重歯」と「犬歯」は、よく同じ意味として使用されますが、実は別の意味を持っています。犬歯とは前歯から3番目に生えている歯のことを指しますが、八重歯とは歯が重なりあって生えている状態を指します。
犬歯とは前から3番目に生えているひし型の歯で、糸切り歯ともいわれる歯です。
永久歯の中でも根っこが長いため比較的最後まで残ることが多い歯でもあり、根っこが長いため横からの力に強い特徴を持っています。
下の顎を横にずらしたときに、上下の犬歯が当たることで奥歯を守る役割がある歯です。
糸切り歯と呼ばれるように鋭い先端で食べ物を噛み砕くことができるのも重要な役割といえるでしょう。
八重歯とは本来の歯並びの外側に他の歯と重なって生えている歯のことをいいます。
見た目では「かわいい」チャームポイント!と思われがちですが、八重歯によって歯みがきが難しくなり虫歯や歯周病のリスクが高まってしまいます。
犬歯は生え替わる順番が遅いので顎の大きさや犬歯が生えるスペースが充分に無いと八重歯になりやすいです。
八重歯になってしまうと磨き残しが多くなることで虫歯や歯周病の原因になってしまったり、八重歯になっている歯は、噛み合わせに参加している状態ではありません。そのため噛める歯が減ってしまいます。1本あたりにかかる負担が大きくなり、将来的にみるとその力の負担が長く続いてしまうことにより、歯を支えている歯槽骨に影響が出てしまい歯を失う要因になってしまいます。その他にも口内炎の原因や口呼吸への影響があります。
八重歯は見た目のコンプレックスだけではなく他にも色々なデメリットがあります。
犬歯の歯並びだけではなく他の歯の並びも悪くなると同じような影響があるかもしれないので歯並びが気になる方は早めにご相談くださいね。
歯並びを治すにはその方に合った時期や方法があるのでご自分やお子さまの歯並びの状態を普段からの定期検診で知ることも大切ですね😊
気になる事がありましたらお気軽にスタッフにお声がけくださいね。
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