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津島市の歯医者 つしまファミリー歯科 インタビュー2

こんにちは、津島市にありますつしまファミリー歯科院長の安藤です。

以前に取材を受けましたのでそのときの記事をブログにアップさせていただきます。

誰しも虫歯や歯周病にはなりたくないもの。特に子育てに励む親にとって、子どもに対する予防歯科への意識は以前と比べ高まってきていると言えるだろう。しかし、ともすれば子どもにばかり目が向いてしまい、親が自分自身の口腔内のメンテナンスをおろそかにしてしまっていることも少なくないのでは? 開院から現在まで一貫して予防歯科の啓発に力を注ぐ「つしまファミリー歯科」の安藤智基院長は、「家族で一緒に予防歯科に取り組むことがベストである」と語る。今回は安藤院長に、子どもの予防歯科に取り組み始めるタイミングや、親子で一緒に取り組むメリットについて詳しく話を聞いた。
一緒に生活する家族が協力し合い良い口腔内環境を保つことが、予防歯科で大切なポイント
Q,親御さんはいつ頃から子どもの予防歯科の意識を持つべきですか?
A,妊娠がわかったら、産まれてくるくる子どものためにまず検診を可能であればお子さんの妊娠が判明した段階から、お母さんには予防歯科を意識し、取り組み始めていただきたいと考えています。虫歯や歯周病の原因は、主に細菌感染。そして感染源の一つとして挙げられるのが、ご家族の口腔内です。つまりお子さんへの細菌の感染源となりうるお母さんの口腔内環境を整え、感染源を小さく、少なくすることで、リスクを下げられるということです。特にお子さんとともに過ごす時間の長いお母さんの口腔内を清潔に維持することは、お母さん自身はもちろん、将来的にお子さんの歯の健康を守るためにも、とても重要なことなのです。
Q,子ども自身のケアを始めるのは何歳頃が目安ですか?
A,お子さんが通いやすい工夫を考えたファミリールームも完備下の前歯が生え始める生後6ヵ月程度から取り組み始められるとベストですね。歯が生え始めたということは、リスクが起こりやすくなるということ。その段階からケアに取り組むことで、歯を守ることにつなげられます。当院でも歯の生え始めから、お母さんに対してブラッシングの指導を行い、毎日の習慣として身に付けていただいています。また指導と合わせて小さなお子さんにも使える低濃度のフッ素塗布も行っています。診療中お子さんが怖がってしまわないように、ファミリー用の診療室の天井には診療中にアニメなどを楽しめるよう、天井にモニターを取り付けているんですよ。
Q,歯が生えそろわない授乳期にもケアが必要なのですか?
A,リニューアルし半個室、個室でプライバシーにも配慮授乳期の赤ちゃんにケアが必要なのか疑問に思われるかもしれませんが、例えば夜間の授乳が習慣化していると、呼吸の関係にもよりますが、上の前歯の虫歯リスクが高くなると言われています。これは大人で言うところのジュースのだらだら飲みと同じと言えます。大人であれば習慣を変えることもできますが、赤ちゃんの場合はそうはいきませんよね。代わりにケアの習慣を身に付けていれば、リスクを抑えること可能となります。乳幼児期からのケアの習慣化こそ、予防においてともて大切なのことなのです。最近のお子さんは顎が小さく歯と歯の密着度も高いため、ブラッシングとフロスによる歯間ケアもあわせて行っていただくことが理想ですね。
お子さんのケアの場合、ご家族の協力も不可欠と思います。
完全個室で聞きずらい自分自身や、子ども悩み相談できるその通りです。子どもの口腔内の細菌層はおよそ1歳から3歳頃までの間に決まると言われています。つまり、この時期にケアを習慣化させ、細菌を寄せ付けなければ、お子さんが成長した後も虫歯や歯周病になりにくくなる、と言えます。お子さんのより良い口腔内環境を作るためにも、この時期のご家族の協力は特に欠かせないもの。そのため、親御さんにも予防歯科の大切さについてきちんとお話しさせていただきます。お子さん自身で歯磨きができるようになったら、ブラッシングの技術向上のために、染め出しなどを使うこともあります。磨き残しがわかりやすくなりますし、磨き残しをお子さん本人に見てもらうことも大切なことですので。
Q,親子でケアに取り組むメリットとは何でしょうか?
A,歯周病治療においても研鑽を積んだ安藤院長が治療を主導する虫歯や歯周病は細菌感染症です。つまりお子さんの口腔内環境というのは、お母さんをはじめとしたご家族の影響を大きく受けるものと言えます。感染源を小さくして細菌との接触を小さくすること、感染後の細菌の繁殖を防ぐこと、どちらも予防歯科で大切なこと。現在、成人の約8割が歯周病とされていると言われている中で、ご家族が一緒に予防歯科に取り組むことは、お子さんへの感染を防ぐだけでなく、ご家族自身の虫歯や歯周病リスクを下げるためにも必要なことなのです。当院でも親子でケアに取り組む、というケースも増えてきています。これまでご自身のケアを後回しにしていた親御さんには、ぜひ一度検査を受けていただきたいですね。

ドクターからのメッセージ
お子さんを虫歯や歯周病から守るためにも、その成長を支えてくださるご両親、おじいちゃんやおばあちゃんも一緒に予防歯科に取り組んでもらうことで、細菌の感染リスクを下げることができます。また、ご家族皆さんの口腔内リスクの早期発見・対応にもつなげられるでしょう。ともすれば予防歯科は、家族の中の“誰か1人”の頑張りだけでは、実現することが難しいとも言えるものです。ご家族が一緒になって予防歯科に取り組むことで、家族みんなの歯の健康を支え合っていくことが何よりも大切だということを、ぜひ知っていただきたいですね。

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